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書籍詳細



北海道大学大学院文学研究科研究叢書 29
共和政ローマの内乱とイタリア統合 ― 退役兵植民への地方都市の対応
砂田 徹 著

判型: A5 上製
頁数: 272
ISBN: 978-4-8329-6843-1
Cコード: C3022
発行日:2018-12
定価: 7,020円 (本体価格6,500円+税)

未刊・予約受付中
●本書の特徴

前八〇年代、全イタリアを巻き込んだローマの内乱の後、イタリア各地の都市に退役兵植民が実施され、それら都市は存続の危機に直面した。本書は、対象都市の立場や経緯のほか、特に地方貴族のローマとの交渉を分析し、これまで見えなかった、帝政ローマへ至るまでのイタリアのあり方、イタリアに政治的一体化がもたらされた道のりを明らかにする。
●目次

序 章 課題と方法

第一章 前八〇年代の内乱──退役兵植民までの過程
 1 はじめに
 2 前八八年のローマ進軍
 3 前八七年の内乱
 4 キンナ時代:内乱の小休止
 5 キンナの殺害とカルボ
 6 ポンペイウスの挙兵問題
 7 スッラのイタリア帰還
 8 前八三年の戦闘
 9 内乱の最終局面(前八二年)
 10 おわりに

第二章 スッラによる戦後処理──イタリアへの退役兵植民
 1 はじめに
 2 スッラの経歴
 3 退役兵植民の規模をめぐって
 4 退役兵植民の対象都市
 5 おわりに

第三章 ポンペイ──退役兵植民と「二重共同体」
 1 はじめに
 2 退役兵植民の実相
 3 「二重共同体」説の再検討
 4 「不和」から「融合」へ:公共建築物の変容
 5 おわりに

第四章 ファエスラエ──退役兵植民とエトルリアの騒擾
 1 はじめに
 2 レピドゥスの蜂起
 3 カティリナ陰謀事件
 4 おわりに

第五章 ウォラテッラエとアッレティウム──退役兵植民と地方貴族の交渉力
 1 はじめに
 2 ローマ市民権の剝奪をめぐって
 3 ウォラテッラエへの退役兵植民
 4 アッレティウムへの退役兵植民
 5 おわりに
 補論 クルシウムに退役兵植民市は存在したか?

第六章 カプア──退役兵植民と有力都市の再興
 1 はじめに
 2 ブルトゥスの植民市とスッラ
 3 ハンニバル戦争後のカプア
 4 「マギステル碑文」と地方貴族
 5 カプアの再興
 6 おわりに

終 章 内乱とイタリアの一体化


あとがき
初出一覧
参考文献表
地名・事項索引
人名索引


●著者紹介

砂田 徹(スナダ トオル)
1959年 輪島市生まれ
現在 北海道大学大学院文学研究科教授



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