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書籍詳細




ロシア極東 秘境を歩く ― 北千島・サハリン・オホーツク
相原 秀起著

判型: 四六 並製
頁数: 228
ISBN: 978-4-8329-3398-9
Cコード: C1025
発行日:2016-11-25
定価: 3,080円 (本体価格2,800円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

探検部出身の記者が,ロシアの秘境,北千島の占守島・幌筵島やサハリンの旧国境線跡から東シベリア・北極圏まで,道なき道を歩き,日ロの知られざる歴史の跡や現地のいまを伝える。
かつて日ロの国境線が引かれていた北千島には70年前の激闘の跡が生々しく残り,サハリンの旧国境には国境標石の台座の残骸が草に埋もれていた。東シベリアでは2世紀前に漂着し苦難の末に帰国した大黒屋光太夫の足跡を追い,北極圏の永久凍土がつくる絶景の中でマンモスの化石を探した。足を踏み入れることが難しい場所へ,現地の人々と交流しながらたどり着き,知られざる事実を明らかにする様子を,取材秘話と臨場感を交えて描く。
●目次


 はじめに

第一章 はるかなる北千島
 一 最果ての島・占守島へ
    占守海峡/幌筵海峡を越えて/片岡飛行場/国端崎
 二 70年前の激戦地
    竹田浜/四嶺山
 三 変わりゆく幌筵島
    改善する島の暮らし/北海道との交流/自信あふれる地区長

第二章 知られざるサハリン
 一 「国境の町」安別へ
    国境標石の跡を捜せ/安別観測所
 二 流転の標石たち
    4号標石の行方を追う/2号標石の日本帰還/終戦前後の樺太/3号標石の謎
 三 資源開発のはざまで
    プリゴロドノエの巨大プラント/サハリンのいま

第三章 シベリアの荒野へ
 一 オホーツク
    大黒屋光太夫の足跡を訪ねて
 二 北極圏の旅
    細石刃とマンモスハンター/冷凍マンモス「ジーマ」/寒極の村ベルホヤンスク/
    ウラハン・スラル/たどり着いた大陥没地
 三 マンモスと光太夫を追って
    ユカギル・マンモスとの対面/光太夫が暮らした町

●著者紹介

相原 秀起(アイハラヒデキ)
1962年,横浜市に生まれる。北海道大学農学部卒。在学中は探検部に所属。
85年北海道新聞社入社。社会部,根室支局などを経て,95年からサハリン・ユジノサハリンスク支局駐在。2013年から同紙連載「極東」担当。
現在,同社函館支社報道部長。

著作に『新サハリン探検記――間宮林蔵の道を行く』(社会評論社,1997年),
『雪に輝くコメ――北海道・沼田町の挑戦』(共著,北海道新聞社,1998年),
極東DVDシリーズ『北緯50度線を行く サハリン・北千島のいま』(3部作,風交舎・北海道新聞社,2016年)などがある。

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