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書籍詳細




繊維女性労働者の生活記録運動 ― 1950年代サークル運動と若者たちの自己形成
辻 智子著

判型: A5 上製
頁数: 508
ISBN: 978-4-8329-6815-8
Cコード: C3036
発行日:2015-11-13
定価: 9,720円 (本体価格9,000円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

彼女たちは何を悩み、書き、考えたのか。紡績工場の労働組合文化活動から生まれたサークル「生活を記録する会」に残されたガリ版刷りの文集や通信、メンバーの個人日記やインタビューから、10代、20代の工員たちが、書くことで問題を対象化し、仲間で語り合い、解決していく実践を、社会情勢も踏まえて、具体的・多角的に記述。50年代後半以降の工員たちの人生にも着目する。「母の生き方と自分の生き方」や「仲間のなかの恋愛」「寮自治」「農村に嫁ぐこと」など書くこと・語り合うことで問題にじっくり向き合い、理解と納得を導いてきた女子工員たちの実践の記録。
●目次

序 章
 第1節 生活記録と生活記録運動
 第2節 先行研究
 第3節 目的と方法

第1章 生活綴方の始まり──1952年頃まで
 第1節 1950(昭和25)年前後の労働組合
 第2節 労組文化サークルから生活綴方へ
 第3節 メンバーたち
 第4節 生活綴方を書き始める
 小 括

第2章 生活綴方の広がり──1952〜53年頃
 第1節 現実の問題解決と生活綴方
 第2節 工場の外とのつながり
 第3節 労働組合と生活綴方
 第4節 母についての生活綴方──女性をめぐる問題関心
 小 括  

第3章 生活綴方の困難──1950年代半ば
 第1節 生活綴方批判
 第2節 批判への抵抗
 第3節 生活綴方を書くということ
 第4節 サークルの中の恋愛をめぐって
 小 括

第4章 女性労働者の葛藤と模索──1950年代後半〜1960年代初頭
 第1節 「なかまのなかの結婚式」
 第2節 女性にとっての結婚──「適齢期」をめぐって
 第3節 「近代的女子労働者」像の問い直し──〈百姓娘〉をめぐって
 第4節 操業短縮と解雇・帰休
 第5節 サークルの転機
 小 括
 補 節 1950年代の繊維女性労働者とその意識

第5章 1960年代以降のサークルと仲間たち
 第1節 「五年目ごとのつどい」と仲間の歩み
 第2節 女性たちの結婚とその後
 第3節 なぜ書くのか
 小 括

終 章
 第1節 結 論
 第2節 今後の課題


あとがき
巻末資料
人名索引
事項索引


●著者紹介

辻 智子(ツジ トモコ)
1971年 神奈川県小田原市生まれ
1995年 お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了
2000年 同大学院博士課程人間文化研究科単位取得満期退学
その後,首都圏の多数の大学で非常勤講師を務める傍ら,公民館や女性センター等での女性問題学習や地域青年集団の学習活動に助言者・チューターとして関わる。
2010年 博士(学術)(お茶の水女子大学)
2011年 東海大学課程資格教育センター特任講師
2013年 北海道大学教育学研究院准教授
主な著書
「社会教育施設・女性関連施設の現状と課題」日本社会教育学会編『ジェンダーと社会教育(日本の社会教育第45集)』東洋館出版社,2001年
「第6章第2節 生活記録」日本社会教育学会編『講座 現代社会教育の理論掘\人の学習と生涯学習の組織化』東洋館出版社,2004年
下村美恵子・辻智子・内藤和美・矢口悦子『女性センターを問う――「協働」と「学習」の検証』新水社,2005年
(共著)「「田舎」の青年の労働と学習――地域青年団活動の視点から」日本社会教育学会編『労働の場のエンパワメント(日本の社会教育第57集)』東洋館出版社,2013年



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