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書籍詳細




宮部金吾と舎生たち ― 青年寄宿舎107年の日誌に見る北大生
青年寄宿舎舎友会 編

判型: A5 上製
頁数: 428
ISBN: 978-4-8329-6784-7
Cコード: C3021
発行日:2013-11-03
定価: 8,100円 (本体価格7,500円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

青年寄宿舎とは札幌農学校−北海道大学の所有地内に建てられた私設学生寮である。その創立は1898(明治31)年と,有名な恵迪寮よりも古い。北大付属植物園と道路一本へだてた都心に在った。この寄宿舎は日本を代表する植物学者・宮部金吾教授の指導下に学生達のリベラルでかつ節度のある生活・運営スタイルを確立し,学内では「禁酒禁煙」の寮、「勉強家の集まり」として知られていた。107年の歴史を刻み900名余を輩出,2005年に惜しまれて閉舎したが、学生達が書いたものとしてはレベルが高い「日誌」や「雑誌」が多数保存されていた。明治期以来107年にわたって北大生の生活や思想が書き継がれてきた。本書は,膨大な頁数にのぼるこの「日誌」をとりまとめたものである。
●版元から

*【北海道新聞】2013年11月25日著者インタビュー記事掲載
●目次

グラビア
凡例
発刊のご挨拶 青年寄宿舎第六代理事長・青年寄宿舎舎友会会長 奥田利恒
発刊に寄せて(祝辞) 北海道大学前総長 佐伯 浩
青年寄宿舎 略年表
付録年表 北海道大学の私設寮(大学・学寮関連事項を並記)
はじめに 編集副委員長 所 伸一

第一章 青年寄宿舎と舎生
 宮部先生と寄宿舎 青年寄宿舎第五代理事長 黒嶋振重郎
 宮部金吾先生と舎生 編集委員長 田端 宏
 青年寄宿舎の現代的意義 編集副委員長 所 伸一

第二章 宮部先生の薫陶と時代
 一 創立・移転新築・禁酒禁煙
  青年会寄宿舎創立 / 細則を作る / 創立一周年 / 禁酒禁煙を決める / 北五条西九丁目の新築寄宿舎へ移転 / 記念撮影 / 新築落成式 / 禁酒禁煙を再確認 / 記念祭 / 月次会 禁酒禁煙論 / 禁酒禁煙の訓話 新入生歓迎月次会の日 / 月次会の訓話 / 記念祭 禁酒禁煙の訓話 / 学徒動員を前に / 送別会の色紙 / 禁酒禁煙タブーは形骸化 / 舎生会議の決議 / 禁酒禁煙 舎内では守れ…解題

 二 月次会と宮部先生
最初の月次会 / 宮部先生の洒脱な結髪 / 休暇中の誘惑について訓話 / 禁酒を守った演説 / 宮部先生歓迎会(前年五月よりの欧米視察旅行より帰国さる) / 月次会 宮部先生経歴談 / 月次会 宮部先生アメリカについて語る / 月次会 舎生一四人の演説 / 月次会 宮部先生control your appetitesを語る / 月次会 大学の講義への不満の弁 宮部先生たしなめらる / 月次会 大島正健氏、クラークを語る / 宮部先生講書始めの儀祝賀 月次会 / 月次会 入舎以来の二大事件 / 月次会 副舎長 自由主義を論ず / 戦後復活第一回月次会 / 演説三件 / 好きな書物を語り合う

 三 宮部先生と記念祭
一周年 記念祭 / 第二回 創立記念の会 / 第七回記念会 贅沢な晩餐の記念会 / 改築落成祝賀会・記念祭 / 第三九回記念祭 宮部先生喜寿祝い / 戦時下にも記念祭 / 敗戦直後の記念祭(宮部先生 舎長辞任の意をもらす) / 第五三回寄宿舎記念祭(宮部先生逝去後の記念祭) / 我が寄宿舎創立以来満五六年の記念日

 四 キリスト教と舎生
眼前の事実 基督教は幾多人類の力 / 片々 牧師には農学を課すべし / 宗教信者は狂人なり / A Telescope to observe the Infinite By H.X.Y. / 天皇陛下も悪であり得ます / 忠孝敬神崇祖の四大道 / 九名程教会へ行く

 五 内村鑑三、新渡戸稲造、有島武郎と舎生達
有島先生はハバホード・カレージ学生寄宿舎生の行事を / 定期試験が迫るも「遠友夜学校」のために / 宮部先生、内村鑑三の勉強ぶりを語り、試験もよいもの / 有島武郎の死の報に接して / 有島全集一二冊ヲ求ム / 鑑三、キリスト教の堕落を嘆く / 鑑三、北大でクラークの再来として講演 / 鑑三との同室時代の逸話 / 鑑三の勉強スタイルのこと / 偉大な先輩の精神、真の個人主義を / 世界的常識者を失う / 遠友夜学校の授業のために

第三章 寄宿舎の青春
 一 青年寄宿舎論
何処ニ真ノ友情ガアルカ / 尊キ理想ノ 学生ノ修養場 / 六時半からは静かな舎の特色? / 青年寄宿舎は秀才、勉強家の集まり / 自我の定立を得る修養の場 / 学徒動員出発前に…自制峻厳な寄宿舎生活を / 寄宿舎の任務 清き野心、大望、大勉強

 二 青年寄宿舎日誌論
日誌は文芸部委員 / 日誌はブランクに / 日誌回送制を評価 / 日記は公用 / 日記への希望 / 日記に署名を / 日記は如何にあるべきか / 屁理屈は書かない / 欠かさずに書くべし / 日誌の寄贈 日誌の見直し

 三 学問、勉学と青春
凶作は悲観すべきにあらず / げに楽しきは試験後の一日 / 偉くなるために北大を去る / 日本には深い究明がない? 模倣は必要?―舎生演説 / 月次会で大学教授批判の演説 / 学問と生活、理想と家郷、技術と学問 / サイエンスを学ばずしてテクニクを学ぶのか / 科学者とエンジニア / 予科を終えて先生の姿勢を区別できる / 「大切な智慧」 / 授業の成績と真の理解と / 学生の商品扱い。教育者にはLiberalityが必要 / 学生生活の幸福さ / 人格の陶冶と舎内の討論 / 読書会を提起 / 新憲法に人間の生活ができる基礎を期待 / 少年よ大志を抱け / 健康崇拝を捨てて勉強 / 自己満足をしないための会 / 授業料というものの存在は疑うべきもの / 若き日を蝕む時間潰し屋を憎悪する / 「余りにも抽象的」か? / 生活をより良くするための技能を習得すること

 四 青年の主張
社会制度の悪弊を述べいささか興奮―月次会で / 北大文武会事件―集会の自由、言論の自由の要求 / 相当変化のあった年―完全なる批判力の養成を / 朝鮮人朴氏当選 一服の清気 / 大学赤化事件の処分 / 正しき思想を有する事最も肝要なり―五・一五事件発表に / 京大滝川事件―大学の使命を中心問題。対岸の火災視し得ず / ユーゴ皇帝暗殺―吾々と何の関係があろうか / 国家有為の人物とは? / 「聖戦」なる語の真の解釈 / 段々本当の事が分からなくなった / スズランの上での演習 / 東洋中心へと努力 然し西洋的なもの排斥ではなく / 現在の自分の生活に物足らなさ

 五 戦局と舎生
徴兵検査、二君とも合格したり / 脚気と眼疾 / 予科の教練は実弾射撃 / おめでたくナシ、おめでたし / 軍人の卵養成所 / 小樽高商・北大合同発火演習―文部・陸軍両省の年中遊戯 / 予科、実科、専門部、軍事教練査閲ありたり / 軍教査閲官は例年通り / 日中の衝突―満州事変 / 満州制圧軍を歓迎―国民的「高揚」に飲まれて / 軍事教練 / 満州治安軍を帰国歓迎 / 軍部横暴と批判の声 / 日支再び交戦―盧溝橋で両軍衝突―日中戦争 / アルバイト・ディーンスト / 先輩を軍医として戦地に送る。淋しいが、誇り / 中国戦線の拡大、日本に経済的実力があるのか / 武漢占領に酔う。大学が提灯行列の案内 / 上海上陸の真実―「土と兵隊」を読む舎生 / 戦争 早く終わらん事を / 軍事教練の査閲 / 大学も戦争イデオロギーの宣伝機関 / 大学で満州開拓プロパガンダ。学生義勇軍に志願する舎生 / 山で亡くなった親友―苦悩の社会に出ぬは幸福? / 科学の基準が欧米より劣る / 学生生活の統制、思想動員。娯楽も大事 / 日本も熱狂のあと革命か / 新体制に即した? 学寮体制 / 学生報国会、隣組ラジオ体操、海軍講座―醒めた舎生 / 若松先輩の帰国を喜ぶ / 吾は精神的な夢に憧れ / 日米開戦の直後の観兵式 / シンガポール陥落を祝賀―大学も休校 / 若い医学生を軍医依託生として動員される / 舎生に教育召集 / 医学部助教授を召集。生きて帰って欲しいと舎生 / 「行」めいた動員と国民の体位低下―舎生の時局批判 / 「新体制」で学生はさらに冷却 / 徴兵検査で市役所に一五時間半 / 樺太のアルバイト / 朝のラジオ体操。遅刻に罰金と町内会 / 繰り上げ卒業と文科系の停止―学徒動員の体制へ / 文系学生の入営、理系学生には臨時徴兵検査 / 舎生の入営部隊名が発表に / 決戦非常措置要綱の体制へ / 東条内閣総辞職 / 今年は勤労奉仕の連続 / 神風特攻隊…大和男子の意気が悲しめる / 負けそうな気がする。なぜ学生を遊ばせておくのか / 海軍依託学生に化学の北野君を送る / 兵器の分解―意義少なし / 学徒隊の編成とか何とか… 喝! / 新型爆弾 特攻批判の死生観を / 終戦 社前に土下座 / 教授 諦観的な瞳 / 敗戦の受け容れ―呆然として為す術を知らず / 舎の実状は、やや無政府状態に近い / 国民救済には教育の改革と新しい倫理を / 「聞け 海神の声」を観て / 益々植民地的政策化して来た / 但し書き付きの自由だったのに

 六 食料と食欲〜晩餐会と味噌樽〜
茶碗むしのみは殆ど失敗に終らんとする 記念祭 / 決算あり、食事部大手柄 / 定評ある手腕で素晴しき献立 送別会 / 胃の腑がつっ張るほどの御馳走 月次会 / 砂糖欠乏 鉄北ぜんざい繁盛 / 飯はドンブリ一杯 / 節米開始の椀のめし / 配給 / 舎の食事 二度のみ / 米の配給切符 毎日受け取りに / 米の配給 一日一合五勺に / 電灯不正に付き 罰金一〇〇円 / 浮浪人 飯をくれ、と / みそ・醤油も配給制 / 市役所経済課のいやなおやじ / 石炭配給 これで飯が何とかなれば / 食事部委員は楽でない / 予科で煙筒配給 大学はデパート化? / 明日の食物買い出しに / 講義のあと配給のみそ・醤油受け取り / 食料増産に舎の周りを耕す / 三度の飯も不十分 / 配給のバターなど籤引きで配る / 配給所 臨時休業 味噌樽 / 畠仕事 / 元旦 雑煮は大根と餅だけ / 粉炭 六級品配給 / 学校食堂での採食が出来ない / 生菓子配給 一人二個 / 配給の薪運び / 中央ローンが南瓜畑、芋畑に / 大学生の買い出し部隊 / 宮部先生の畠を耕す / ただ、畑のアルバイトの進捗が / 畑の恵みは大きい

 七 おばさん論
職権を侵されバーヤ感情害する / バーヤの後任見つかる / 賄婦休暇で自炊となる / 一〇年在舎の賄婦、長峰ハツ子さん退舎 / 給金増額、月二円から三円へ / 自我の強い女性 / 一年足らずで婆や退舎 / 年末賞与 一人一円ずつ集める / おばさん腸カタル / 賄いの新人 / 楡の木に貼り紙で「女中求む」 / おばさん泥棒を捕らえる / 賄人後任やっと決まる / 孟母三遷の如く / おばさんの告げ口? / おばさん(桑島さん)退舎申し出、自炊の困難 / 賄のおばさんの相談 / おばさんにごちそう / 自炊を堪能 / 勉強と賄いは両立せず / おばさんの人物評 / 新しいおばさん / 頭のよい女房は旦那を敷く / 小母さんもマージャン

 八 メッチェン論
うすぎたないマントの娘さん / 女臭紛々(芬々)は宜しからず / 乙女達の眼 / 乙女達のホノ白イ顔 / 兵士への慰問文 女性名前で / みめうるわしきお方御訪問 / いとうるわしき方某氏を見送り / メッチェンの悲鳴が…… / 真の恋愛は語る事なからん / 異性を通して神々の恵みを知る / メッチェン来てダンス / ダンスの全盛時代

 九 学僕
中学校合格で退舎 / 新任の学僕 / 学僕速見に屠牛の肉を運ばせる / 学僕への不満 / 前田氏学僕ニ / 常に忠実なれ / 福永君退舎、新学僕本間君 / 学僕入院で掃除当番制に / 学僕廃止一 / 学僕廃止二 / 鈴木君中学卒業 東京遊学 / 鈴木君へ英和辞典を贈る / 学僕への不満 廃止を決める / 光博君(賄婦の次男)学僕となる

 一〇 兎狩り
札幌中学の網を借り兎狩り / 大成功 四頭も獲った / 網を借りて兎狩り / 獲物一匹ダニナシ

 一一 遠足
銃をもって定山渓へ / 石狩行 / 定山渓 汽車旅行 / 石狩行 宮部先生と園遊会 / 定山渓 薄別温泉

 一二 登山・スキー
初期のスキー / ロッククライミングとスキー登山 / 赤岩 / ゾンメルシーでムイネ山へ / ムイネの心配 / 誰もいない舎 / 山から下りる / 円山へスキー

 一三 「吾がグランド」でテニス
博物館の庭でテニス大会 / 庭の地ならし工事を行う / 前日に続いて工事 / 庭球 対外試合に大勝 / 雪溶けてテニスコート整備 / 全員でテニスコート修繕 / 舎内テニス大会 渇望のシュークリームが賞品 / 対秋田寮戦 惨敗 / テニスコートで剣道大会 / 寄宿舎の土地に近隣民家の防空壕 / テニスコートも畑になる

 一四 オルガン レコード 蓄音機
オルガンを買う / 若き婦人、オルガンを貸して… / レコードを聴く / レコードをたしなむため退舎 / 奥田良三氏独唱会 / 蓄音機購入委員を決める / ジンバリスト氏の演奏 ラジオ放送 一同で聴く / ジンバリスト演奏会 / ポータブル蓄音機を下げて帰舎 / 忍路の海岸でレコードを聴く / ずぶ濡れの国防行進とジンバリスト演奏会 / ベートーベン・ピアノコンチェルト・ラジオ放送 / 「第九」を購入 / 鉱石ラジオ 盗聴で摘発 / 井上君のピアノ演奏 令嬢、メッチェンを感激せしむ / 新人のオルガン練習盛ん / 音楽理解度は? / オルガンを部屋に持ち込んで

 一五 美文・珍談で見る寄宿舎生活
病にて帰郷の舎友におくる文 / 手稲山絶頂よりの眺望を叙す / 藻岩山頂より市街を下瞰す / 放屁番付 / 三越理容室ひげをバリカンで刈る / 銭湯、市電の切符で払う? / ヘそを隠して宮部先生に応対

第四章 青年寄宿舎の系譜
 一 青年会寄宿舎から青年寄宿舎へ
 二 大正一一(一九二二)年の大修繕
 三 昭和四九(一九七四)年 待望の改築
 四 コンセントレーション オブ エナージー
 五 コントロール ユア アペタイト
 六 記念祭歌・寮歌
 七 北海道に石澤達夫あり
 八 ラジオ 盗聴を摘発される
 九 上野迄二四時間で行ける
 一〇 中谷宇吉郎先生のお話を聴く

第五章 百年の逸話
 【明治年代】
最初の入舎生 / 移転 / 月次会 / 創立一周年 / 創立記念の会 / 中学生入舎は三分の一まで / 校名変更の報 / 動員令 伊藤水車場主も招集で挨拶にくる(日露戦争) / 戸籍調べ / 宮部先生 松浦武四郎を語る / 「娯楽室」に副舎長譴責 / 宮部先生 勅語奉読

 【大正年代】
電灯取り付け催促 / 初めて電灯つく / 擬国会 / 妖怪談 肝試し / 北大独立祝賀 / 井戸、ポンプになる / 流感で舎生死去 / 寄宿舎あわや灰燼 / 宮部先生 アメリカへ / 石澤達夫氏逝去 / 石澤達夫氏葬儀 宮部先生弔辞 / 年頭所感 / 親日家ストウジ博士講演会

 【昭和年代】
三〇年記念のポプラを植える / 北五条通りに市電開通 / 鶏二〇羽殺される / 大根洗い / 消火器のテスト / 豚を売る / クラーク第二世来校 / 奥手稲行遭難者追悼月次会 / 宮部先生学士院会員に / 内村鑑三氏奨学資金 / 新渡戸博士 講演 / 廟行鎮爆弾三勇士一周年 / 財団法人認可 / 改築問題 空想的に語り合う / 舎の地代を道銀で納める / 就職と徴兵 / 帰省 コソドロ / 舎内盗難事件 容疑者拘引 / 食費一日七〇銭余 / 国薦入賞選手 / 玄関の看板 / 欠食規定 / 断髪問題 / 小母さん給料 / 引伸機購入 / 月次会 戦地の先輩へ慰問文 / 藤田嗣治画伯 / 大学の地代納入 / 中谷宇吉郎教授の講演 / 休暇前前納金額 掲示 / 食費暴騰の反省 / 配給米など盗難 / 石炭配給二トン / 石炭不足。二室合同となる / ヒダカ草 学名に宮部先生の名 / 垣根、立木を薪に / 小樽空襲 / 敗戦国の味は? / 決算 / 沈滞せる老教授引退せよ / 米軍将校来舎 / DDTを獲得 / 新年度予算 / 予科 メッチェン三名合格 / 三月分食費一人二〇〇円 / 寄宿舎修繕の相談 / 法文学部設立基金の寄付 六万円のみ / 擬国会 共産党第一党 / 財政につき舎生大会 / 破防法反対のストライキ / 解散会(舎屋改築で一時解散)

第六章 資料 青年寄宿舎生の群像
資料 青年寄宿舎生の群像 索引

あとがき

編集後記
●著者紹介

青年寄宿舎舎友会(セイネンキシュクシャシャユウカイ)
青年寄宿舎とは札幌農学校―北海道大学の所有地内に建てられた私設学生寮で,その創立は1898(明治31)年であり,有名な恵迪寮よりも古い。北大付属植物園と道路一本へだてた,都心に在った。この寄宿舎は日本を代表する植物学者・宮部金吾教授の指導下に学生達のリベラルで且つ節度のある生活・運営スタイルを確立し,学内では「禁酒禁煙」の寮として知られていた。107年の歴史を刻み900名余を輩出,惜しまれて2005年に閉寮したが,学生達が書いたものとしてはレベルが高い『日誌』や『雑誌』が多数保存されていた。明治期以来の北大生の生活や思想を書きとめ,膨大な頁数に上るこの『日誌』が本書のオリジナル資料となった。

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