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書籍詳細




ロシア帝国民族統合史の研究 ― 植民政策とバシキール人
豊川浩一著

判型: A5 上製
頁数: 582
ISBN: 978-4-8329-6611-6
Cコード: C3022
発行日:2006-04-10
定価: 10,450円 (本体価格9,500円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

日本では未だ明確に知られていないバシキール人の歴史を,「征服・獲得→併合→同化」というロシアの植民および民族政策に対し一貫して異議申し立てをした歴史として詳述.ロシア帝国ひいては現ロシア連邦の諸民族関係の性格を,刊行・未刊行の史料を駆使して浮き彫りにする.
●目次

序 論 植民および民族政策史研究と「バシキール問題」
 I 植民史研究および民族政策史研究の基本的問題点
 II バシキール史研究の諸問題
 III 史料について
 IV 本編の構成について

第一章 モスクワ国家支配前夜のバシキーリア
 I バシキーリアの地誌と社会
 II ノガイ・オルダ、カザン・ハン国およびシビル・ハン国支配下のバシキーリア

第二章 「併合」の実態
 I カザン・ハン国の崩壊
 II モスクワ国家への「併合」過程
 III 「併合」後の諸変化

第三章 一七―一八世紀初頭の諸蜂起
 I 「併合」後のバシキーリア行政
 II 一六六二―六四年の蜂起
 III 一六八一―八四年の蜂起
 IV 一七〇四―一一年の蜂起

第四章 オレンブルク建設とバシキール人
 I オレンブルクの建設
 II バシキール人の抵抗
 III オレンブルクと諸民族
 IV オレンブルクの社会と経済

第五章 南ウラルへの植民
 I 南ウラルにおける植民過程
 II 植民政策とバシキール人社会

第六章 南ウラルの「開発」
 I 一八世紀バシキーリアの変貌
 II 工場建設と植民
 III 一七五五年の蜂起あるいはバトゥィルシャの叛乱
 IV 新法典編纂委員会

第七章 プガチョーフ叛󠄂乱(上)
 I 叛乱参加の背景
 II バシキール人の叛乱参加過程
 III バシキール人の行動

第八章 プガチョーフ叛󠄂乱(下)
 I 一八世紀バシキール人社会とサラヴァト父子
 II 叛乱軍におけるサラヴァト

第九章 バシキーリア行政の確立
 I カントン行政システムとは何か
 II カントン行政システム導入以前の状況――エカチェリーナ二世の地方行政改革
 III カントン行政システムの導入と実施
 IV カントン行政システムによる住民統制
 V 軍事勤務
 VI 新たな改革

第十章 帝政ロシアにおける植民・民族政策の基本型
 I 伝統的な民族政策
 II 新たな民族政策(上)
 III 新たな民族政策(下)
 IV 民衆の抵抗

結 論


おわりに
参考文献一覧
ロシア語要旨
事項索引
人名・地名索引


●著者紹介

豊川 浩一(トヨカワ コウイチ)
1956年 札幌生まれる。北海道大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学文学部助手、静岡県立大学国際関係学部助教授、明治大学文学部助教授を経て、現在、同教授。

専攻 ロシア近代史

主要論著
Оренбург и оренбургское казачество во время восстания Пугачева 1773-1774 гг. М, 1996.(1773〜1774年のプガチョーフ叛乱期のオレンブルクとオレンブルク・カザーク)
А.С.Пушкин и П.И.Рычков. Историчесие источники пушкинской ≪Истории Пугачевского бунта≫ // Аста Slavica Iaponica. T. IX. 1991.(А.С.プーシキンとП.И.ルィチコーフ:プーシキン作『プガチョーフ叛乱』の歴史史料)
「18世紀ロシアにおける民衆運動とその世界――プガチョーフ叛乱における領主農民を中心にして――」、『社会科学討究』97号、1988年。
訳 書
R.E.F.スミス、D.クリスチャン(鈴木健夫、斎藤君子、田辺三千広との共訳)『パンと塩――ロシア食生活の社会経済史』、平凡社、1999年。



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