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書籍詳細




北海道天然痘流行対策史 ― アイヌ民族と安政年間の種痘を中心に
永野正宏著

判型: A5 上製
頁数: 280
ISBN: 978-4-8329-6878-3
Cコード: C3021
発行日:2022-03-31
定価: 5,940円 (本体価格5,400円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

アイヌ人口の急激な減少をもたらした感染症。本書は、近世における江戸幕府や松前藩、明治政府による衛生対策(主に天然痘流行対策)について文献史学の手法を用いて実証的に論じ、その意義と変容を検討から、場所請負制とは異なる視点からみた蝦夷地経営の一側面を明らかにする。
●目次

凡例

序 章 本書の目的と構成
 第一節 本書の目的
 第二節 考察対象の時代背景
 第三節 本書の視角
 第四節 本書における用語の整理および構成

第一章 種痘実施以前の天然痘流行対策
 はじめに
 第一節 天然痘流行に対するアイヌの慣習と松前藩(藩領期)の対策
 第二節 文政元年の幕府による天然痘流行対策
 第三節 弘化年間における松前藩による天然痘流行対策
 第四節 蝦夷地における幕府や松前藩による天然痘流行対策の影響
 おわりに

第二章 幕府の対蝦夷地政策における種痘
 はじめに
 第一節 第一次幕領期における蝦夷地の天然痘流行対策と種痘
 第二節 幕府による種痘実施の意義
 第三節 幕末の対蝦夷地政策における種痘の特質
 第四節 対露関係と北蝦夷地での種痘の影響
 おわりに

第三章 安政年間の北蝦夷地における種痘
 はじめに
 第一節 北蝦夷地における対露関係と幕府の施政方針
 第二節 北蝦夷地における天然痘流行
 第三節 種痘実施の状況
 第四節 北蝦夷地における種痘実施の意義
 おわりに

第四章 箱館奉行による種痘の再検討
 はじめに
 第一節 箱館奉行による種痘の研究史――「山逃げ」にかかる記述を中心に
 第二節 種痘に対するアイヌの「山逃げ」の検討
 第三節 箱館奉行による種痘の実態
 第四節 「山逃げ」の要因
 おわりに

第五章 幕末維新期の北海道における種痘
 はじめに
 第一節 幕末維新期の天然痘流行と種痘
 第二節 種痘に対する箱館裁判所や開拓使の意向
 おわりに

第六章 北海道における種痘法制制定過程
 はじめに
 第一節 北海道における種痘施行規定の制定過程
 第二節 北海道における種痘法制の確立
 おわりに

終 章


主要参考文献
初出一覧
あとがき
人名索引
事項索引


●著者紹介

永野 正宏(ナガノ マサヒロ)
2017年 北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了
現 在:文化庁 国立アイヌ民族博物館設立推進調査官
主 著:「十九世紀前期の日本北方における感染症対策:天然痘とアイヌの関わりから」秋道智彌・角南篤編著『疫病と海』西日本出版社、2020年(分担執筆)



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