●目次
まえがき
凡 例
序 章
1 はじめに
2 問題の所在
3 本書の構成
4 調査について
第1章 台湾原住民、芸術、制度
1 台湾原住民という人々
2 「原住民芸術」と制度的関心
おわりに
第2章 セデックとその集落
1 セデックという人々
2 「山の人」としてのセデック
3 集落の現在
おわりに
第3章 山地へ広がる織り
1 織りの環境
2 素材、道具、身体
3 社会的技術としての織り
4 技術移転をめぐる過去
おわりに
第4章 文化政策と制作現場
1 文化振興策の浸透
2 取り換えられる織り機
3 能力と価値を可視化する
4 文化政策との交わりの多様性
おわりに
第5章 実演される技術
1 祭儀・歌舞の実演と集落
2 一時的な仕事としてのツーリズム
3 祭儀の復興とガヤ
4 歌舞を受け渡す
おわりに
終 章
参考文献
あとがき
索 引
●著者紹介
田本 はる菜(タモト ハルナ)
1984年生まれ、沖縄県育ち。
2018年筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。博士(文学)。
専門は文化人類学、クラフト研究、台湾研究。
現在、北海道大学アイヌ・先住民研究センター特任助教。
■著書
『モノとメディアの人類学』ナカニシヤ出版、2021年(分担執筆)
『マルチグラフト 人類学的感性を移植する』集広舎、2020年(分担執筆)
■主な論文
「手工芸開発を出入りする 台湾原住民と織物支援をめぐる協調、対立、無関心」『アイヌ・先住民研究』1号、2021年
「原住民文化産業の地域的展開 族群を超えた協働に注目して」『台湾原住民研究』23号、2019年
「『原住民工芸』の表象と制作をめぐる一考察 台湾原住民の織物復興を事例に」『史学』81巻3号、2012年
など