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書籍詳細



北大文学研究院ライブラリ 18
再ーくりかえす世界
橋本 雄編

判型: 四六 並製
頁数: 306
ISBN: 978-4-8329-3411-5
Cコード: C1095
発行日:2021-03-31
定価: 3,080円 (本体価格2,800円+税)

未刊・予約受付中
●目次

はしがき

第1章 諸宗教における死と再生をめぐって………宮嶋俊一
 はじめに
 1 宗教は死をどのようなものと考えてきたのか
 2 ファン・ヘネップの通過儀礼論
 3 ロベール・エルツの二次埋葬論
 4 ウィリアム・ジェイムズの宗教論
 まとめ

第2章 甦れ脳細胞!──運動の効果とニューロジェネシス………和田博美
 はじめに
 1 ニューロジェネシス(神経新生)
 2 何がニューロジェネシスを盛んにするのだろう?
 3 さあ、やってみよう!
 おわりに

第3章 トラウマ記憶と反復──カート・ヴォネガット『スローターハウス5』………水溜真由美
 1 トラウマ記憶と反復
 2 カート・ヴォネガットとドレスデン空襲
 3 「トラウマ体験を書く」ことをめぐる葛藤
 4 ビリー・ピルグリムの生涯
 5 『スローターハウス5』の時間構造
 6 トラルファマドール星人の時間哲学
 7 偶然と不条理
 8 ニーチェと永劫回帰
 9 『スローターハウス5』における永劫回帰
 10 過去を振り返ること

第4章 知能と再帰──アラン・チューリングの機械観………佐野勝彦
 はじめに
 1 人間の手による計算とは? 「計算レシピ」による実効的手続き
 2 「計算可能な数について」(1936年)チューリング機械とそのプログラム
 3 チューリングのテーゼと万能TMプログラム
 4 TMプログラムで解けない問題
 5 推論は計算できる?演繹と帰納
 6 推論が演繹かどうかは判定できるか?
 7 ひらめきや帰納的推論は誤りうる
 8 「ロンドン数学会の講演」(1947年)
 9 「知能機械」(1948年)
 10 「計算機械と知能」(1950年)
 11 ディープブルー対ガルリ・カスパロフ
 結び

第5章 奄美と縄文──「再葬」をめぐる考古学の冒険………小杉 康
 はじめに
 1 再葬とは
 2 奄美を歩いて考えたこと
 3 弥生の再葬と縄文の再葬
 おわりに「民俗誌考古学」事始め

第6章 レコンキスタ──中世イベリア半島の「再」征服………佐藤健太郎
 はじめに
 1 誰が?北方キリスト教諸国の人々
 2 誰から?アンダルスの人々
 3 「再々」征服?
 おわりに

第7章 〈再〉遊記の大冒険──あのひとたちはその後…… ………武田雅哉
 1 〈小説〉とは何か?
 2 終わらせたくない症候群
 3 社会主義のもとに再生される『西遊記』

第8章 くりかえす世界の/と物語──『SSSS.GRIDMAN』から考える………金沢英之
 1 『SSSS.GRIDMAN』
 2 『電光超人グリッドマン』『トランスフォーマー』『勇者』をつなぐもの
 3 中世の物語へ
 4 現代の世界と物語

第9章 階層は再生産されるのか──調査データから格差社会を考える………平沢和司
 はじめに
 1 再生産とは
 2 分析にはどんなデータと社会調査が必要か
 3 世代間移動表を分析してみると
 4 なぜ再生産がおきやすい階層があるのか


あとがき
執筆者紹介


●著者紹介

橋本 雄(ハシモト ユウ)
1972年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科単位取得退学。博士(文学)。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(日本史学研究室)。
著書に、『中世日本の国際関係東アジア通交圏と偽使問題』(吉川弘文館、2005年。第二刷2014年)、『中華幻想唐物と外交の室町時代史』(勉誠出版、2011年)、『NHKさかのぼり日本史 外交篇 7 室町“日本国王”と勘合貿易』(NHK出版、2013年)。

宮嶋 俊一(ミヤジマ シュンイチ)
1966年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
現在、北海道大学大学院文学研究院・准教授(宗教学インド哲学研究室)。
著書に、『媒介物の宗教史 下巻(宗教史学論叢24)』(津曲真一・細田あや子編、分担執筆、リトン、2020年)、『祈りの現象学ハイラーの宗教理論』(ナカニシヤ出版、2014年)、『シリーズ生命倫理学(4)終末期医療』(安藤泰至・高橋都編、分担執筆、丸善、2012年)。

和田 博美(ワダ ヒロミ)
1957年生まれ。北海道大学大学院環境科学研究科博士課程修了。学術博士。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(心理学研究室)。
著書に、『発達科学ハンドブック第8巻 脳の発達科学』(榊原洋一・米田英嗣編、分担執筆、新曜社、2015年、210-218頁)、論文に、“Acoustic alterations of ultrasonic vocalization in rat pups induced by perinatal hypothyroidism” (Neurotoxicology,59,175-182,2017)、“Effects of prenatal ethanol exposure on acoustic characteristics of ultrasonic vocalizations in rat pups” (Neurotoxicology,69,29-36,2018)。

水溜 真由美(ミズタマリ マユミ)
1972年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(映像・現代文化論研究室)。
著書に、『堀田善衞 乱世を生きる』(ナカニシヤ出版、2019年)、『サークル村と森崎和江交流と連帯のヴィジョン』(ナカニシヤ出版、2013年)、『カルチュラル・ポリティクス1960/70』(北田暁大・野上元・水溜真由美編、せりか書房、2005年)。

佐野 勝彦(サノ カツヒコ)
1976年生まれ。京都大学大学院文学研究科後期博士課程研究指導認定退学。博士(文学)。
現在、北海道大学大学院文学研究院・准教授(哲学倫理学研究室)。
著書に、『数学における証明と真理様相論理と数学基礎論』(菊池誠編、分担執筆、共立出版、2016年)、『コンピュータ理論の起源[第一巻]チューリング』(伊藤和行編、分担翻訳・執筆、近代科学社、2014年)、論文に、“Characterising modal definability of team-based logics via the universal modality” (Jonni Virtema氏との共著、Annals of Pure and Applied Logic,170(9),1100-1127,2019)。

小杉 康(コスギ ヤスシ)
1959年生まれ。明治大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(考古学研究室)。
著書に、『縄文のマツリと暮らし』(岩波書店、2003年)、『形と心の考古学認知考古学の冒険』(編著、同成社、2006年)、『はじめて学ぶ考古学』(共編著、有斐閣、2011年)、『縄文時代の考古学 全12巻』(共編著、同成社、2007-2010年)。

佐藤 健太郎(サトウ ケンタロウ)
1969年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。
現在、北海道大学大学院文学研究院・准教授(東洋史学研究室)。
著書に、The Vellum Contract Documents in Morocco in the Sixteenth to Nineteenth Centuries,2vols.(共編著、ed. by Miura Toru and Sato Kentaro,Toyo Bunko,2015-2020)、『世界歴史大系 スペイン史1 古代〜近世』(関哲行・中塚次郎・立石博高編、共著、山川出版社、2008年)、『モロッコを知るための65章』(共編著、明石書店、2007年)。

武田 雅哉(タケダ マサヤ)
1958年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(中国文化論研究室)。
著書に、『西遊記妖怪たちのカーニヴァル』(慶應義塾大学出版会、2019年)、『中国飛翔文学誌空を飛びたかった綺態な人たちにまつわる十五の夜噺』(人文書院、2017年)、『中国のマンガ〈連環画〉の世界』(平凡社、2017年)。

金沢 英之(カナザワ ヒデユキ)
1968年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科単位取得退学。博士(学術)。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(日本古典文化論研究室)。
著書に、『宣長と三大考近世日本の神話的世界像』(笠間書院、2005年)、『義経の冒険英雄と異界をめぐる物語の文化史』(講談社、2012年)、論文に、「中世における文字とことば吉田兼倶日本書紀神代巻抄をめぐって」(『萬葉集研究』第36集、2016年、277-308頁)。

平沢 和司(ヒラサワ カズシ)
1962年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。文学修士。
現在、北海道大学大学院文学研究院・教授(社会学研究室)。
著書に、『格差の社会学入門学歴と階層から考える』(北海道大学出版会、2014年)、『教育と社会階層』(中村高康・平沢和司・荒牧草平・中澤渉編、分担執筆、東京大学出版会、2018年)、『入門・社会調査法第4版』(轟亮・杉野勇・平沢和司編、分担執筆、法律文化社、2021年)。



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