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書籍詳細



北海道大学大学院文学研究科研究叢書 15
民間人保護の倫理 ― 戦争における道徳の探求
眞嶋俊造著

判型: A5 上製
頁数: 190
ISBN: 978-4-8329-6726-7
Cコード: C3012
発行日:2010-03-22
定価: 3,240円 (本体価格3,000円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

「正しい戦争」はあるのか。ある種の物理的強制力の行使は時として正義に適うかもしれないが,同時にそのような行為は常に道徳的批判にさらされることになる。戦争と平和を巡る倫理について,なかでも最重要な問題のひとつである民間人保護を応用倫理学の立場から包括的,体系的に検討。解決のための一つの糸口を提供する。
●版元から

*『社会と倫理』第26号2012年3月書評掲載
●目次

はしがき

序 章 なぜ戦争倫理か?, なぜ民間人保護の倫理か?
 1 なぜ戦争倫理か?
 2 なぜ民間人保護の倫理か? 
 3 本書の構成

第1章 民間人保護を正当化する根拠
 はじめに
 1 道徳的に罪がないこと 
 2 無害であること 
 3 責 任
 4 権 利
 5 人生の意味
 まとめ

第2章 正戦論における民間人保護――その建設的批判 
 はじめに 
 1 正戦論の概観と民間人保護
 2 正戦論と民間人保護の原則
    1 非戦闘員免除 / 2 比例性 / 3 二重効果
 3 回復的正義としての補償
 まとめ

第3章 民間人保護はレトリックか?――イスラエル・パレスチナ紛争を例として
 はじめに
 1 自衛および国家安全保障――保護対象となる民間人の範囲
 2 先制および予防――結果主義的正当化の限界
 3 懲罰・報復, 占領への抵抗手段
 4 人間の盾
 まとめ

第4章 戦争における正義・効用・民間人保護
 はじめに
 1 正義・人為的徳・効用
 2 民間人保護のための道徳的価値としての効用
 3 第一の範囲解釈――紛争当事者間の互恵としての効用
 4 第一の範囲解釈の批判的検討
 5 互恵以外に効用を支持する要素
 6 第二の範囲解釈――地球規模での効用
 まとめ

第5章 民間人保護と軍事専門職倫理
 はじめに
 1 民間人保護が履行されない四つの理由
 2 軍事専門職倫理としての民間人保護
    1 民間人保護を軍事専門職倫理に組み込む理由 / 2 軍事訓練および教育 / 3 起こりうる問
    題の検討
 3 政府の役割と軍の課題
    1 政府の役割 / 2 軍の課題
 まとめ 

第6章 民間人を保護する責任――人道的介入で保護は可能か?
 はじめに
 1 民間人を保護する責任――人道的武力介入のための「新」正戦論
 2 二つのジレンマ――民間人保護の責任に関する批判的検討
 3 民間人犠牲者への回復的正義
 4 民間人犠牲者に対する法的アプローチの限界
 5 人道的武力介入における民間人犠牲者の問題の解決方法
 まとめ

むすびにかえて

補 論 正戦の基準
 1 戦争の正義
    1 正当な理由 / 2 正当な機関 / 3 正しい意図 / 4 最終手段 / 5 成功する見込み / 6 比
    例性
 2 戦争における正義
    1 非戦闘員免除 / 2 比例性


あとがき / 注 / 参考文献

●著者紹介

眞嶋 俊造(マジマ シュンゾウ)
北海道大学大学院文学研究科応用倫理研究教育センター准教授
主要論文
‘Forgotten Victims of Military Humanitarian Intervention: A Case for the
Principle for Reparation?’, Philosophia:Philosophical Quarterly of Israel
37:2, pp.203-09 (2009)
「民間人保護に関する正戦論への建設的批判」『応用倫理』第1号,2009年3月,57-69頁



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