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書籍詳細



現代宗教文化研究叢書 1
宗教文化論の地平 ― 日本社会におけるキリスト教の可能性
土屋 博著

判型: A5 上製
頁数: 334
ISBN: 978-4-8329-6782-3
Cコード: C3014
発行日:2013-02-14
定価: 5,400円 (本体価格5,000円+税)

在庫あり
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●本書の特徴

現在の「宗教」概念の揺らぎのなかで,キリスト教をモデルとした伝統的な宗教概念の再検討と相対化が求められている.本書では「宗教文化」という概念を用いることで,非欧米世界の宗教現象や新しい宗教理解の広がりを柔軟に捉えられる可能性を示唆する.
●版元から

*『中外日報』2013年2月26日書評掲載
*『宗教研究』87案3輯2013年12月書評掲載
●目次

まえがき
第一部 「宗教文化」概念の効用
第一章 越境する宗教文化
一 宗教論と文化論――生成と推移  
二 宗教と文化の交錯――「宗教文化」という着地点   
三 宣教と伝播――「越境」の内実   
四 結  語   
第二章 伝播と受容の葛藤――日本におけるキリスト教の「宣教」
一 術語の動態――布教・伝道・宣教   
二 近代日本におけるキリスト教の伝来とその受容   
三 現代日本社会におけるキリスト教宣教の可能性――アジア社会とのかかわりの中で   
第三章 宗教教育の公共性
一 近代日本が直面した宗教教育論の迷路   
二 諸概念の整理と再検討  
三 新しい方向の模索  
第四章 日本におけるキリスト教主義学校教育のディレンマ
一 「キリスト教主義学校教育」というイメージの形成   
二 日本文化とキリスト教主義   
三 宗教文化教育としてのキリスト教主義教育   
第五章 スピリチュアリティ論と宗教文化(一)
一 作業仮説としてのスピリチュアリティ   
二 キリスト教の歴史とスピリチュアリティ   
三 スピリチュアリティ概念の当事者的性格   
第六章 スピリチュアリティ論と宗教文化(二)
一 術語の意味の拡散と歯止め   
二 宗教とスピリチュアリティの連続性と非連続性  
三 キリスト教文化とスピリチュアリティ   
第二部 宗教文化の諸相――キリスト教を手がかりとして
第七章 伝承と記録
一 イエス論の種々相     
二 書き記されたイエスと語られるイエス   
第八章 宗教文化を形成する教典(一)
一 教典の儀礼的性格   
二 「主の晩餐」伝承   
三 教団儀礼としての聖餐   
第九章 宗教文化を形成する教典(二)
一 キリスト教の礼拝論と祈祷論   
二 「祈り」という概念の一般化   
三 一般化の限界と核心部分の確認   
第一〇章 宗教研究と地域文化(一
一 現代の諸学の中におけるキリスト教研究   
二 キリスト教研究の地域文化的制約と日本語としての「キリスト教学」の効用   
三 「方法」としての神学  
第一一章 宗教研究と地域文化(二)
一 研究の主体   
二 研究の対象   
三 研究の場所   
四 「キリスト教学」の可能性   
第一二章 宗教論の曲り角
はじめに  
一 シリーズものの功罪――主題の選び方と全体の構成をめぐって   
二 問題点集約のための試論   
三 歴史と現代における宗教   
おわりに   
[個人史的追記] ものとこころ――「精神」へのこだわりを越えて

●著者紹介

土屋 博(ツチヤ ヒロシ)
1938年東京都生まれ
北海道大学文学部卒・同大学院文学研究科博士課程単位取得
博士(文学)
2002年まで北海道大学文学部・同大学院文学研究科教授
北海道大学定年退職後2009年まで北海学園大学人文学部・同大学院文学研究科教授
現在,北海道大学名誉教授・國學院大學客員教授・宗教文化教育推進センター長
研究領域は宗教学(教典論)・キリスト教学
主要著訳書:『牧会書簡』(日本基督教団出版局,1990年)
      『聖書のなかのマリア』(教文館,1992年)
      『教典になった宗教』(北海道大学図書刊行会,2002年)
      ブルトマン『神学論文集1』(新教出版社,1986年)



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