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書籍詳細



北海道大学刊行助成
百年戦争期フランス国制史研究 ― 王権・諸侯国・高等法院
佐藤 猛著

判型: A5 上製
頁数: 354
ISBN: 978-4-8329-6772-4
Cコード: C3022
発行日:2012-10-09
定価: 5,500円 (本体価格5,000円+税)

在庫あり
カートに入れる:
●本書の特徴

百年戦争期のフランス王国において、王は多様な地域をどのように支配し、王国はいかにして統合されていったのか。王権と地方諸権力の関係を背景に、王族を中心とした諸侯層および彼らの治めた諸侯国が、王国統治の中で果たした役割とその国制上の意義を明らかにする。
●版元から

*『週刊読書人』2012年11月23日
*『歴史学研究』2014年3月書評掲載
*『西洋史学』No.250 2014年9月書評掲載
●目次

はしがき

序 章 百年戦争期王国の多元的構造と国家生成――研究動向と課題
 第1節 地域的多様性と精神的一体性の交錯
 第2節 諸侯国、百年戦争、王権
      (1)諸侯国と諸侯勢力
      (2)王国レヴェルにおける諸侯国の展開
      (3)近代国家生成
      (4)百年戦争と国家そしてネイション形成
      (5)裁く王、赦す王、法を立てる王
 第3節 本書の課題

第1章 白ユリ諸侯の形成
 第1節 親王から白ユリ諸侯へ
 第2節 親王領から親王国へ
 第3節 親王領設定文書の変容
      (1)史 料――刊行状況と分析方法
      (2)13世紀中葉――「不和が生じないように」
      (3)14世紀中葉――「高貴な出自の人々」の「主君への愛の炎」
      (4)14世紀末以降――「王国と国家の繁栄のために」

第2章 「国ぐに」における国王統治と諸侯
 第1節 国王代行官と諸侯権
      (1)概 要
      (2)諸侯の就任状況と王権委任地
      (3)白ユリ諸侯の国王代行権――1380年ベリー公ジャンの親任を例に
         (1)親任経緯
         (2)親任状の分析
 第2節 国王代行任務の実態  
      (1)ラングドックにおける国王代行制の展開
         (1)二大伯家の国王代行期(1340〜50年代)
         (2)アンジュー公ルイの国王代行期(1360〜70年代)
      (2)ベリー公ジャンの国王代行任務
         (1)国王代行任務、パリ勤務、諸侯国統治
         (2)地元諸勢力に対する王権代行

第3章 パリにおける諸侯抗争と王国統治観
 第1節 幼王シャルル六世王権
      (1)1374年の三証書
      (2)1380年四諸侯協定
      (3)四諸侯指導体制の実態
 第2節 諸侯抗争下の王国統治観の転換
      (1)1392・93年の三証書
      (2)白ユリ諸侯の王国政策
      (3)1403年の三証書
 第3節 王族殺害事件と王国国制
      (1)1403年体制への反応
      (2)1407年末と1409年初頭の二証書
      (3)1409年王政府の再編成

第4章 国王裁判権と諸侯国
 第1節 諸侯国から国王裁判権への上訴
      (1)王と諸侯の裁判管轄
      (2)諸侯上訴法廷の創設
         (1)家産諸侯国
         (2)親王国
 第2節 パリ―上訴法廷体制の構築
      (1)上訴ルートと上訴件数
      (2)諸侯、パリ高等法院、王
         (1)諸 侯
         (2)パリ高等法院
         (3)王

終 章

あとがき

文献目録
事項索引
地名索引
人名索引


●著者紹介

佐藤 猛(サトウ タケシ)
1975年 北海道生まれ
1998年 北海道大学文学部卒業
2005年 北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
現 在 秋田大学教育文化学部欧米文化講座講師,博士(文学・北海道大学)
主要論文 「中世後期におけるフランス同輩と紛争解決」(『西洋史研究』新輯第37号,2008年),「15・16世紀フランスにおけるいくつもの高等法院――「地方高等法院体制」をめぐる予備的考察――」(『秋大史学』第56号,2010年),「1477年ブルゴーニュ高等法院の設立」(『秋田大学教育文化学部研究紀要(人文科学・社会科学)』第67集,2012年)等



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