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書籍詳細




フィリピン社会経済史 ― 都市と農村の織り成す生活世界
千葉芳広著

判型: A5 上製
頁数: 322
ISBN: 978-4-8329-6713-7
Cコード: C3033
発行日:2009-09-30
定価: 5,720円 (本体価格5,200円+税)

在庫あり
カートに入れる:
●本書の特徴

アメリカ統治下のマニラとその周辺農村社会を一つの経済圏と捉え、商品流通と社会的労働が地域的にどのような空間的広がりと分業・集約体制を展開してきたのかを考察。自律的な社会形成をうながす物や人のつながりを描き出す。
●版元から

*『東南アジア研究』48巻1号書評掲載
*『社会経済史学』76-3 2010年11月書評掲載
●目次

まえがき

序 章 地域経済圏の設定――課題と方法論
 1 課題の設定
 2 フィリピン研究にみる地域的歴史世界
    1.19世紀初頭〜フィリピン革命およびフィリピン・アメリカ戦争
    2.アメリカ統治期
 3 各論と研究動向


 第1部 人口と就業編成

第1章 マニラ地域経済圏における労働力移動――19世紀初頭から20世紀前半まで
 1 19世紀の中部ルソンにおける労働力移動
    1.生態環境
    2.人口増加と耕作化
 2 19世紀のマニラにおける労働力移動
    1.マニラの社会経済空間
    2.中部ルソンからの人口移動とマニラの労働力構成
 3 アメリカ統治下の向都移動
 まとめ

第2章 アメリカ統治と民族別就業――中国人移民政策からみる
 1 フィリピンにおける中国人移民制限
    1.政策のフレームワーク
    2.現地社会との軋轢
 2 植民地統治と現地労働力
    1.第二次フィリピン統治委員会の要求
    2.マニラの中国人
 まとめ


 第2部 労働

第3章 20世紀前半のマニラ地域経済圏における都市型雇用労働――構造不況下の葉巻製造工
 1 マニラにおける葉巻製造業
 2 製造工程と職階の編成
    1.工程と熟練
    2.職階編成
 3 構造不況下の製造職工
    1.賃金と生活
    2.職場と職工の淘汰
 まとめ

第4章 20世紀前半のマニラ地域経済圏における農業労働――刈分け小作農による米生産
 1 中部ルソン平野・南部タガログ地方の地域構成
    1.歴史的概観
    2.土地所有の性格
 2 刈分け小作農による経済活動の地域性
    1.小作経営の具体的様相
    2.小作経営と農外就業
 3 農業労働者層の台頭
 まとめ


 第3部 商品流通

第5章 マニラ地域経済圏における商品流通の展開
    ――19世紀初頭から20世紀前半における米穀取引を中心に
 1 19世紀の中部ルソンにおける市場圏
    1.地方市場圏
    2.首都市場圏
 2 ヌエバエシハ州の農業開発――19世紀末から1910年代まで
    1.20世紀初頭までの商品流通
    2.アメリカ統治下の土地所有
 3 20世紀前半のヌエバエシハ州における米の流通構造
 まとめ

第6章 両大戦間期の米穀流通――中国人商人の支配と米穀危機
 1 米の市場取引の展開
 2 1919年米穀危機における諸階層の動向
 3 1935年の米穀危機と流通政策
    1.1935年米穀危機とその背景
    2.米穀公社と中国人商人
 まとめ

終 章 近代におけるマニラ地域経済圏の変容
    1.2つの視点からみた地域社会
    2.都市,農村双方における社会的結びつき
    3.マニラ地域経済圏の時期区分


参考文献
あとがき
索  引


●著者紹介

千葉 芳広(チバ ヨシヒロ)
1967年 宮城県に生まれる。1992年 北海道大学経済学部経済学科卒業。1995年 北海道大学大学院経済学研究科経済学専攻修士課程修了。1999年 北海道大学大学院経済学研究科経済学専攻博士後期課程修了。北海道大学経済学部助手、札幌医科大学医学部非常勤講師等を経て、現 在  北海道医療大学大学教育開発センター専任講師。博士(経済学)



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