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北大アイヌ・先住民研究センター叢書 2
先住民パスクア・ヤキの米国編入 ― 越境と認定
水谷 裕佳著
判型: A5 上製
頁数: 248
ISBN: 978-4-8329-6746-5
Cコード: C3039
発行日:2012-03-25
定価: 5,500円 (本体価格5,000円+税)
在庫あり
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●本書の特徴
第2回地域研究コンソーシアム登竜賞受賞。
米国とメキシコの国境地帯の先住民族ヤキ。米国に住むパスクア・ヤキをトライブとしての政府認定に導いた要因とは。彼らが法的、社会的、文化的に米国先住民という枠組みに編入される過程を踏まえつつ、米国先住民研究の観点から考える。
●前書き
本書は、米国とメキシコの国境地帯に住む先住民族ヤキのうち、米国側に住むパスクア・ヤキをトライブとしての政府認定に導いた要因について記述する。さらに、パスクア・ヤキが法的、社会的、文化的に米国先住民という大きな枠組みに編入される過程を、米国先住民研究の観点から考える。
『まず、本書を書くきっかけとなった出来事を紹介したい。筆者がパスクア・ヤキの人々の元に通い、彼らの社会について調査を始めたのは2003年であった。その当時、まだ日本に米国のヤキのみに特化した文献がなかったため、様々な英語およびスペイン語の資料を読み、聞き取りを行った上で2005年に修士論文をまとめ、追加調査や改訂を経て2006年にモノグラフとして出版した。その過程で不思議に思ったことがあった。それは、パスクア・ヤキの米国先住民認定の理由や経緯、そして認定のヤキ社会への影響についてパスクア・ヤキの人々に尋ねると、「知らない」「分からない」といった答えばかり返ってきたことであった。・・・・・・
つまり、パスクア・ヤキの人々の中には、自らの歴史の重要な一角を成す米国先住民認定について語れない人々が存在するのである。特に先住民関連の事項について、当事者の人々が自らの歴史や社会を語ることは、現在のエスニック・スタディーズや文化人類学分野で重要視されている。どうしたら、彼らが自らの先住民認定について語るための助けとなれるだろうか、と考えたところ、認定に関する私なりの考察を示してみたいという結果に至った。そして、パスクア・ヤキの先住民認定を2005年以降の研究テーマとすることにした。なぜなら、もちろん筆者である私はパスクア・ヤキの一員ではないが、外部者として私が考えるパスクア・ヤキ認定の背景を提示することが、彼らの社会内でこの事項への関心を高め、議論のきっかけとなると考えたからである。同時に、調査に使用する資料の一部は、「学生」もしくは「研究者」という社会的立場でないと入手できないものも多く、少なくともそれらの存在について、パスクア・ヤキの人々自身に知らせたいと考えたことも、このテーマを選ぶ理由となった。』(本書 序章より抜粋)
●版元から
*『ラテンアメリカ・カリブ研究』第19号2012年5月書評掲載
*『日本ラテンアメリカ学会会報』2012年7月31日書評掲載
●目次
図表目次
凡 例
「話す樹」
序 章
第1章 現代のパスクア・ヤキを取り巻く議論
1. エスニック・スタディーズおよび米国先住民研究の観点と手法
2. 米国におけるインディアン・トライブ認定制度
3. 米国における個人単位での先住民認定制度
4. ヤキの文化と社会
5. パスクア・ヤキは米国先住民か――1994年の論争
6. 先住民と米国=メキシコおよび米国=カナダ国境
第2章 メキシコにおけるヤキの反乱と越境の再考
1. メキシコにおけるヤキの迫害
2. 迫害期のメキシコ政府によるヤキ政策
3. 米国のメディアにおける迫害期のヤキ像
4. ヤキの米国集団移住の再考
第3章 米国南西部における観光産業と先住民
1. アリゾナ州トゥーソン市の米国編入と開発
2. 米国南西部の開拓と観光産業の振興
3. 先住民の観光資源化
4. 観光産業とヤキの人々の関わり
第4章 難民労働者から米国先住民へ
1. アリゾナ州におけるエスニシティ
2. ヤキと南西部の労働市場
3. ヤキと米国の移民政策
4. アメリカ・インディアン運動との連動
5. 汎インディアン意識の広まり
6. ニューエイジ運動によるヤキ・イメージの創造
第5章 先住民認定後のパスクア・ヤキ社会
1. 保留地を基盤としたトライブ運営と現在の暮らし
2. 誰がパスクア・ヤキに属するのか――個人認定と語りを巡って
3. パスクア・ヤキと米国の人々の関係性
4. パスクア・ヤキと,パスクア・ヤキ研究の展望
終 章
年 表
付録1 インディアン再組織法の概要
付録2 パスクア・ヤキ・トライブ憲法の概要
付録3 パスクア・ヤキ・トライブ憲法(改正中)取締規則第7部:研究に関する事項
文献一覧
あとがき
索 引
原語表記一覧
●著者紹介
水谷 裕佳
(ミズタニ ユカ)
1979年生
2009年3月 上智大学大学院 博士(地域研究)
現在 北海道大学アイヌ・先住民研究センター博士研究員
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