トップページへ戻る
 
ご購入案内 小会案内 ENGLISH b
書籍詳細




移動と交流の近世アジア史
守川 知子編著

判型: A5 上製
頁数: 306
ISBN: 978-4-8329-6817-2
Cコード: C3022
発行日:2016-03-25
定価: 5,720円 (本体価格5,200円+税)

在庫あり
カートに入れる:
●本書の特徴

15世紀末から18世紀にかけてのユーラシア大陸とインド洋にまたがる広域アジアにおいて、人びとがダイナミックに動き、交流したさまを、一次資料に基づいて跡付ける。個人の生涯にわたる旅、集団の移動・移住、コミュニティの形成と発展を、主にアジアの人びとの視点から描き出す。
●目次

序


 第吃堯^椽

第1章 インド洋海域世界のイラン人──シャムにわたった人びとを中心に………守川知子
 1.インド亜大陸のイラン人
 2.シャムにわたったイラン人
 3.イラン─インド─シャム
 4.ペルシア語とインド洋海域世界

第2章 近世南アジアにおける人的移動の記録と記憶──デカンのムスリム王朝の出自説をめぐって
                                   ………………真下裕之
 1.15世紀末デカンを取り巻く歴史的状況
 2.アーディル・シャーヒー朝創設者ユースフの出自に関する記録
 3.15世紀後半インド洋西部海域における人的移動の断面

第3章 マンギト朝政権の対シーア派聖戦とメルヴ住民の強制移住………木村 暁
 1.マンギト朝政権下のスンナ派正統主義とシーア派禁制
 2.シャームラードのメルヴ征服と住民の強制移住
 3.移住者のその後


 第局堯[

第4章 オスマン海軍提督のアラビア海からの帰還──北インド,中央アジア,イランを通って
                                  ………………今松 泰
 1.セイディー・アリー・レイスが辿った道
 2.旅の危険と苦難
 3.セイディー・アリーの旅のスタイル

第5章 ミールザー・ハイダルの生涯と彼のバダフシャーンへの旅………間野英二
 1.ミールザー・ハイダルの生涯
 2.ミールザー・ハイダルのバダフシャーンへの旅

第6章 明清交替期の地方士大夫と旅──福建寧化県の李世熊を中心として………三木 聰
 1.李世熊と明清交替
 2.李世熊と科挙の旅
 3.李世熊と交遊の旅


 第敬堯ゝ鐔

第7章 1730年前後作製のスーラト絵図を読み解く………長島 弘
 1.スーラト絵図の書誌的先行研究
 2.絵図にみえる公的施設・公邸
 3.絵図にみえるバーザール・大商人の邸宅・ヨーロッパ諸国の商館
 4.絵図にみえる宗教施設
 5.絵図から読み取れたこと

第8章 17〜18世紀初頭のインドにおけるアルメニア商人とイギリス東インド会社
    ──「1688年協約」をめぐって………重松伸司
 1.課題と史料
 2.「1688年協約」
 3.イギリス東インド会社の居留地とその通時的変動
 4.17世紀におけるアルメニア人の活動

第9章 近世バタヴィアのモール人………島田竜登
 1.先行研究
 2.島嶼部東南アジアにおける西南アジアからの来航商人
 3.バタヴィアのモール人人口
 4.バタヴィア居住のモール人の職業と自治


人名索引
地名索引
事項・書名索引


●著者紹介

守川 知子(モリカワ トモコ)
1972年生まれ
北海道大学大学院文学研究科 准教授,博士(文学)
単著に『シーア派聖地参詣の研究』(京都大学学術出版会,2007年),共著および論文に「地中海を旅した二人の改宗者─イラン人カトリック信徒とアルメニア人シーア派ムスリム」(長谷部史彦編『地中海世界の旅人─移動と記述の中近世史』慶應義塾大学言語文化研究所,2014年),「サファヴィー朝の対シャム使節とインド洋─『スレイマーンの船』の世界」(『史朋』46号,2013年)などがある。

真下 裕之(マシタ ヒロユキ)
1969年生まれ
神戸大学大学院人文学研究科 准教授,修士(文学)
論文に「16世紀前半のグジャラートとポルトガル─港市ディーウをめぐる諸関係」(『東洋史研究』53巻4号,1995年),「インド・イスラーム社会の歴史書における「インド史」について」(『神戸大学文学部紀要』38号,2011年),「17世紀初頭デカン地方のペルシア語史書Taḏkirat al-Mulūkについて」(近藤信彰編『近世イスラーム国家史研究の現在』東京外国語大学,2015年)などがある。

木村 暁(キムラ サトル)
1975年生まれ
筑波大学人文社会系特任研究員,修士(文学)
共著および論文に「中央アジアとイラン─史料に見る地域認識」(宇山智彦編『地域認識論─多民族空間の構造と表象』講談社,2008年),“Sunni-Shi‘i Relations in the Russian Protectorate of Bukhara, as Perceived by the Local ‘Ulama”(Uyama Tomohiko ed., Asiatic Russia: Imperial Power in Regional and International Contexts, London: Routledge, 2011),「ウズベキスタン伝存の西徳二郎書簡をめぐって」(『アジア・アフリカ言語文化研究』88号,2014年)などがある。

今松 泰(イママツ ヤスシ)
1963年生まれ
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 客員准教授,博士(学術)
共著に「ガザーと聖者,その記述と観念─エヴリヤ・チェレビーの『旅行記』から」(赤堀雅幸・東長靖・堀川徹編『イスラームの神秘主義と聖者信仰』東京大学出版会,2005年),『イスラーム神秘思想の輝き』(山川出版社,2016年)などがある。

間野 英二(マノ エイジ)
1939年生まれ
龍谷大学客員教授,京都大学名誉教授,日本学士院会員,文学博士
単著に『中央アジアの歴史 草原とオアシスの世界』(講談社現代新書,1977年),『バーブル・ナーマの研究』(全4巻,松香堂,1995,1996,1998,2001年),『バーブル ムガル帝国の創設者』(山川出版社,2013年),訳書にバーブル著『バーブル・ナーマ ムガル帝国創設者の回想録』(全3巻,平凡社東洋文庫,2014,2015年)などがある。

三木 聰(ミキ サトル)
1951年生まれ
北海道大学大学院文学研究科 特任教授,博士(文学)
単著に『明清福建農村社会の研究』(北海道大学図書刊行会,2002年),『伝統中国と福建社会』(汲古書院,2015年)などがある。

長島 弘(ナガシマ ヒロム)
1944年生まれ
長崎県立大学名誉教授,修士(文学)
論文に「ムガル帝国下のバニヤ商人─スーラト市の場合」(『東洋史研究』40巻4号,1982年),「17世紀におけるムスリム商人の日本来航について」(『東西海上交流史研究』1号,中近東文化センター,1989年),「ムガル帝国スーラト港市のシャーバンダル」(『東西海上交流史研究』3号,1994年)などがある。

重松 伸司(シゲマツ シンジ)
1942年生まれ
追手門学院大学名誉教授,博士(文学)
単著に『国際移動の歴史社会学─近代タミル移民研究』(名古屋大学出版会,1999年),『マドラス物語─海道のインド文化誌』(中公新書,1993年),訳書にJ. A. デュボア著,H. K. ビーチャム編『カーストの民─ヒンドゥーの習俗と儀礼』(平凡社東洋文庫,1988年)などがある。

島田 竜登(シマダ リュウト)
1972年生まれ
東京大学大学院人文社会系研究科 准教授,Ph. D.
単著にThe Intra-Asian Trade in Japanese Copper by the Dutch East India Company during the Eighteenth Century (Leiden and Boston: Brill Academic Publishers, 2006),共編著に『アジア経済史研究入門』(名古屋大学出版会,2015年)などがある。



北海道大学出版会
〒060-0809 北海道札幌市北区北9条西8丁目北海道大学構内
TEL 011-747-2308(直通) FAX 011-736-8605
Copyrights(C) HOKKAIDO UNIVERSITY PRESS ALL RIGHTS RESERVED