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書籍詳細




ハイチ革命とフランス革命
浜 忠雄著

判型: A5 上製
頁数: 392
ISBN: 978-4-8329-5911-8
Cコード: C3031
発行日:1998-03-25
定価: 7,260円 (本体価格6,600円+税)

品切れ・重版未定
売り切れ
●本書の特徴

「人権宣言」 の国フランスは,奴隷制植民地ハイチで起こった革命にどのように反応したか. フランス歴史学界の永年のタブー「ハイチ革命史」の論述を通して浮かび上がってくる新しいフランス革命像を提示すると共に,わが国では未開拓の研究領域であるハイチ史への関心を喚起する.
●目次

凡 例
地図1 中米・カリブ地域
地図2 フランス領サン=ドマング
はしがき

第1章 植民地帝国と黒人奴隷――プランテーション・システムと奴隷
 1 「カリブ海の真珠」と「排他制」
 2 「黒人法典」下の奴隷制社会
 3 「開放主体」形成の条件
 4 七年政争と植民地反動
 5 啓蒙思想家の黒人奴隷制・植民地観

第2章 黒人奴隷制論争――「人権宣言」の歴史性
 1 「黒人の友の会」と「マシャック・クラブ」
 2 植民地代表権論争
 3 植民地議会論争
 4 有色自由人の参政権論争

第3章 黒人奴隷制廃止宣言――ハイチ革命のインパクト
 1 黒人奴隷蜂起
 2 共鳴と敵対と
 3 1794年2月4日
 4 黒人奴隷制と民衆
 5 啓蒙思想と革命――レナールの「変節」をめぐって

第4章 女性の権利と黒人の権利――オランプ・ド・グージュの黒人奴隷制観
 1 『黒人奴隷制,別名,幸いなる難破』
 2 反響とその後のグージュ
 3 黒人奴隷蜂起とグージュ
 4 「黒人の権利」と「女性の権利」

第5章 フランス革命と植民地主義
    ――「原則より植民地が滅んだほうがよい」という標語をめぐって
 1 問題の所在
 2 ロベスピエール演説の真意
 3 ロベスピエール演説の歪曲
 4 フランス革命と植民地主義

第6章  トゥサン・ルヴェルチュール――独立の指導者に見る国家観
 1 「黒人スパルタクス」
 2 独立への志向
 3 権力の集中と「再販奴隷制」

第7章  植民地支配の「遺産」――建国の諸困難と「ハイチ化」への道
 1 建国後の土地改革
 2 ラテンアメリカ諸国の独立とハイチ
 3 国際的孤立と賠償
 4 「ハイチ化」
 5 対米従属と独裁政治
 6 「支配の代償」


史 料
 1 黒人法典
 2 フランス領植民地サン=ドマング憲法


コラム
1 奴隷貿易船ブルックス号
2 新世界の発見功罪論
3 パリの黒人
4 西洋海外の中の黒人
5 日本最初のトゥサン伝
6 ハイチに残ったポーランド兵
7 ラ・フェリエール要塞とサン=スーシー宮殿
8 クレオール


図版出典一覧
参照文献
ハイチの歴代大統領(元首)と在任期間
「ハイチ革命とフランス革命」関連年表
事項・人名索引


●著者紹介

浜 忠雄(ハマ タダオ)
北海道教育大学教授
主要著書:
南北アメリカの500年(2)近代化の分かれ道 (共著,青木書店,1993)
講座世界史(2)近代世界への道 (共著,東京大学出版会,1995)
世界歴史(17)環大西洋革命 (共著,岩波書店,1997)



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