●目次
序 文――北方言語研究への一つの願い………池上二良
はじめに――北のことばを訪ねて………津曲敏郎
1 北サハリンを発つ朝(ニヴフ)………白石英才
2 アムールの恵みとともに(ナーナイと他のツングース)………風間伸次郎
3 デルスの見た星(ウイルターナーナイーウデヘ)………津曲敏郎
4 新天地をめざした白鳥の子孫(シネヘン・ブリヤート)………山越康裕
5 英雄叙事詩を語り継いで北へ(ヤクート)………藤代 節
6 現代文化の奔流の中で(ユカギール)………遠藤 史
7 フィールドから得るもの、返すもの(コリャーク)………呉人 恵
8 トナカイの角のような家系図(アリュートル)………永山ゆかり
9 カムチャツカの自然とともに生きる(イテリメン)………小野智香子
10 ツンドラにトナカイを追う(チュクチ)………呉人徳司
11 極北の国際語(シベリア・ユピック)………永井佳代
12 エスキモーの最大グループ(イヌイット/イヌピアック)………永井忠孝
13 大国に翻弄された海洋民(アリュート)………大島 稔
14 温帯雨林にはぐくまれた自然の中で(ツィムシアン)………笹間史子
15 トーテムポールに刻まれた願い(ハイダ)………堀 博文
16 「意外」との出会い(ヌートカ)………中山俊秀
17 村に鮭が帰るとき(海岸セイリッシュ・スライアモン)………渡辺 己
18 グランドキャニオンの先住民(ワラパイ)………中山(市橋)久美子
あとがき――<文化をうつすことば>と環北太平洋………宮岡伯人
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